3Dプリンターの始め方
①3Dプリンター本体
②材料
③3Dデータ
④スライサーソフト
この4つです。それぞれ順番に説明していきます。
1.3Dプリンター本体には2種類あります
現在個人向けに売られている3Dプリンターには2種類あります。熱溶解積層(以下FDM)タイプと光造形タイプです。
FDMタイプ
FDMの場合は、材料のリールを溶かしながらノズルから材料を出していき、積み上げていき形状を作成します。材料は樹脂の糸を巻き取った形のものが売られています。こんな感じです。Amazonで「3Dプリンター フィラメント」と調べれば大体の価格は出てきますがスタンダードものは1000g2千円程度です。

次に本体はこのサイズ感、本体に組み込めるものもあったりいろいろです。組み立て済みのもの、自分で組み立てるものなどもあります。これは組み立て済みのものです。

本体はピンキリで2万以下のものから20万以上するものもあります。これは買ったときは10万しました。どういうプリンターがいいかは別の記事で書きますが、初めて触る方はメーカーサポートがある3Dプリンターがお勧めです。これはFLASHFORGE JAPANの3Dプリンターです。
イメージはこちらを見てもらうとわかりやすいです。

溶かした材料を積み重ねる。
光造形タイプ
こっちはレジン液を紫外線ライトに当ててあたった個所が固まっていくタイプ、マニキュアとかでも使うみたいですね。材料はボトルに入ったレジン液です。

こちらは自分で組み立てるタイプのものは見たことがないです。本体のサイズ感はこれです。

これも本体はピンキリ。2万を切るものから20万以上まで、こっちの本体は貰い物ですが、右の赤い方は3万しました。
イメージはこちらです。

FDMとは逆に上のプラットフォームにレジンをUVライトで焼き付けて重ねていきます。
おすすめはFDMタイプ
何を作りたいか?これによるのですが、とにかく3Dプリンターを試してみたいという方にはFDMタイプがお勧めです。FDMタイプは出力後にサポートを外せばすぐに使えます。光造形タイプの場合ですと、アルコールで洗浄してさらに二次硬化させる必要があるためです。光造形のほうが積層跡がきれいだったりしますが、とっつきやすさを考えるとまずはFDMタイプです。最初から作りたいものが決まっていて、細かくきれいな造形物、例えばフィギアを作りたいという方であれば光造形タイプのほうがいいでしょう。
2.材料もいろいろあります。
材料もいろいろな種類があります。通常のプラスチックから、ゴムのような柔らかい素材、暗くなると光る蓄光タイプ、プラスチックより硬い材料など。ここでは実際に使ったことがあるものだけ紹介させてもらいます。
FDMの材料で扱ったもの
PLAと呼ばれるのが一般的な材料でプラスチックのような感触です。最初はこれで植木鉢とかドアオープナーなどを作っていました。慣れてくるとほかの素材も試してみたくなってきたので、ここからフレキシブルフィラメント、蓄光フィラメントなどを試してみました。


光造形の材料で扱ったもの
こっちはクリアレッドのレジンしか触ったことがないです。プラスチックの感触でした。

3.3Dデータは自分で作るかサイトからダウンロードするか
3Dデータなんて作れないという方もいるかもしれませんが、データは3Dデータのダウンロードサイトからもらうこともできます。自分で作りたいという方には無料の3DCADソフトもありますし、操作方法は調べれば結構出てきます。
データをダウンロードする場合
「3DCAD ダウンロード 無料」とかで検索をしてもらえばいくつもサイトが出てきます。私はモデラボというサイトに作ったデータを上げていますので参考までに。
データを自作する場合
データを作る場合、「3DCAD 無料 ソフト」で検索するといろいろ出てくると思います。私はFusion360というソフトを使っています。これは大変便利で、操作方法についてもYOUTUBEに結構乗っているのでオススメです。私もデータの作成過程を上げていますので参考までに
4.スライサーソフトとは何ぞや
3Dデータを作ってもそれをそのまま出力することはできません。そのための変換ソフトがスライサーソフトソフトです。プリンターによってそれぞれ違ったり、使いまわしができたりします。
FDMの場合
私が購入したFLASHFORGE JAPANのプリンターにはUSBがついており、そこにスライサーソフトがついていました。メーカーの公式HPにもスライサーソフトのインストーラーがあります。イメージはこちらです

形状が崩れないようにサポートをつけます。サポートは自動でつけてくれます。

で、スライスをおすとデータが変換されます。それをUSBに入れてプリンターの本体にさします。また変換後に印刷時間と材料の使用量が見れます。

光造形の場合
こちらも同様に購入したUSBにスライサーソフトがついていました。CHITUBOXというソフトで、やり方はYOUTUBEに結構あります。見てみてください。データにサポートをつけて、変換して、印刷時間と材料の使用量がわかる。また変換したデータはUSBに入れてプリンターの本体にさして印刷。そういう流れは変わりません。



こういうイメージです。
皆さんも、ぜひこの沼に
今回はどうしたら3Dプリンターを使えるかについてまとめました。試しに買ってみても全然ペイできるものだと思います。注意としてはあれもこれも欲しくなる。というところがあります。例えば今使っているプリンターには限界の造形サイズがあり、140X140X140までしか作れませんが、300X300X300という造形サイズができるものが欲しくなったり、2色の印刷ができるものがあったり、やればやるほどああいうこともできる。こういうこともできる。可能性がどんどんと広がっていきます。これが面白くて今ではプリンターが4台になってしまいました。これからも記事を増やしていきますが気になることがあればコメントで聞いてください。
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